今日は私自身が長年克服できなかった爪を噛むという癖をどうやって克服したかについて書きたいと思います。爪を噛む理由は人それぞれですが、私の経験が誰かの役に立てば良いと思って書きます。
私は物心ついた時から爪を噛むのが癖でした。子供の時から気づけば爪を噛んでいて、親から何度も何度も注意されましたが、癖は治らずにいい大人になってしまいました。
集中して宿題に取り組んだりするときに無意識的に噛んでしまっていました。
自分の中では噛んでることを意識していなくて、気づいた時には爪を噛んでいると言った状態になっているのです。
意識的に爪を噛まないように試してみても長くは続かず、気づいたら再び爪を噛み始めており、その度に自分に失望していました。
僕みたいに無意識的に爪を噛んだりする人は多いと思います。
爪を噛んでいる人を見かけたり、歪に短くなった爪を見ると切ない気持ちになります。周りからこのように見えているのだなとその時に再認識させられます。
爪を噛まないようにすることを半ば諦めかけていた私でしたが、大人になり好きな人に振り向いてもらうためにはどうれば良いかと考えるようになり爪を噛むことに関して見つめ直しました。
恋愛のノウハウを検索するとそこには常に「清潔感」の言葉が並んでいます。
清潔感が重視される世界では、爪を噛むという行為はすでにマイナス点を加算されている状態です。
ザ・ビハインドです。
そこで私は意を決して爪を噛まないようにしようと思い立ちました。人生でN回目の決意でしたが、これまでは漠然と爪を噛まないようにしようという理由でしたが、今回は明確に好きな子に好かれるためという大義があります。これまでの意気込みが違うことは自分でも感じていました。
意識的に改善できないことはこれまでの人生で証明されていましたから、無意識的にできる方法がないかを模索する必要がありました。
そこでたどり着いたのが物理的に爪を噛まなくする方法でした。意識的にできないなら強制的に噛まないようにすればいい。至って単純な思考でした。
その解決策はバンドエイドを爪に貼るというシンプルな方法でした。
これまでの経験でもバンドエイドの可能性には気づいていました。指先を怪我した時にバンドエイド貼った指だけちゃんと爪が整っていたからです。
とはいえ全ての指にバンドエイドを貼るのは見た目の面や金銭的な面からも有効ではありませんでした。
そこで自分の癖を知り、効果的にバンドエイドを貼る方法を考えました。
特に噛む爪はどこかを把握しました。自分の爪を見ると親指が極端に減りが速いことが分かり、また、爪の噛み始めは親指であることが多いことに気づきました。
どうやら私は親指の爪がないと他の爪を噛み始めているようです。
そうとわかれば親指の爪にバンドエイドを貼ることに決めました。
お風呂上がりにバンドエイドはり、次の日のお風呂でまた付け替える。このルーティーンを繰り返しました。
一週間もすると爪は普通の人とを同じくらいになりました!親指だけではなく他の指も想像していた通り、伸びきっていました。
バンドエイドの効果は目を見張るものがありました。まずバンドエイド自体が爪を噛むという行為をブロックしてくれます。加えてバンドエイドを噛んでしまうことで意識的に今噛もうとしていることに気づき他の指の爪まで噛まないようにしてくれます。
さらに、バンドエイドをお風呂上がりに張り替えると言う行為自体が私自身に爪を噛まないように意識的に行動する暗示となりました。
張り替えるたびに伸びた自分の爪先を見ると誇らしい気分になりました、また、爪を伸ばすんだという強い気持ちにもなりました。
こうして私は爪を噛むという長年の癖から抜け出すことができました。
一ヶ月くらい続けたのちにバンドエイドを外してどうなるかと思いましたが、無事に爪を噛むことから卒業できることができました。
たまに爪を噛み始めることがありますが、これまでのように習慣化されたものでないため、意識的に噛み始めたなと思うことができその度に一度自分を客観視しリフレッシュするようにしています。
私の場合は爪を噛むということは物事に没頭しすぎているという場面が多いため、一度リフレッシュし客観的に状況を見るようにしています。
こうしてやっと私は恋愛のステージに立つことができるようになりました。たった二枚のバンドエイドが私に勇気を与えてくれたのです。
現在爪を噛んでいるみなさん、切実に爪を噛むことを解決したいと思っているみなさんへ、バンドエイド作戦は有効です。
特にこのコロナの時代、外出制限を逆手にとって人目を気にせずに全ての指先にバンドエイドを貼ってみるのもいいかと思います。
私の経験が少しでも誰かの役に立てば幸いです。
肝心の恋愛に関してはまた別の機会に話したいと思います。
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