「フレンズ」や「ビッグバンセオリー」などアメリカのシットコムでキャラクターが面白いことを言ったりした際に笑い声が聞こえたりしますが、あの笑い声に名前がついていたことをご存知でしたでしょうか。
英語ではあの笑い声のことをLaugh Trackと言います。
Laugh Trackとは
recorded laughter that accompanies dialogue or action (as of a television program)
https://www.merriam-webster.com/dictionary/laugh%20track
直訳すると以下の通りです。
会話や行動に付随する録音された笑いのこと
日本語訳では「録音笑い」と訳されます。
Laugh Trackの効果とは
Laugh Trackはシットコムでは一般的になっているため疑問に思うことがなかったですが、ちゃんと意味があります。
それは「笑いを誘うため」です。
当然といえば当然ですが、このLaugh Trackを使う背景には心理学の研究に基づいた意味がしっかりあります。
人間は社会的に認められているものに対して考えなしに受け入れることがあります。
これを心理学の用語で「社会的証明の原理」と言います。
つまり、Laugh Trackを入れることで、大勢が笑っているから面白いものだと心理的に思い込ませることができ流のです。
こうした背景もあって、「フルハウス」から「フレンズ」「ビックバンセオリー」に至るまでシットコムではLaugh Trackを使用しているのです。
最後に
シットコムはLaugh Trackがあってこそシットコムだなと思います。
が、個人的にはLaugh Trackは過剰表現かなと思います。一度Laugh trackなしのシットコムみてみたいですね。
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