なぜサッカーは勝つと勝ち点3で、引き分けると勝ち点1なのか?勝ち点を分け合うって何?

サッカー

みなさんは勝ち点3に疑問を思ったことはありませんか?

引き分け試合の時にテレビでアナウンサーが「勝ち点を分け合い勝ち点1を獲得」と報道され、なぜ勝ち点3を分け合って1.5じゃないのって思ったことはありませんか?

本日はサッカーの勝利勝ち点が3点で引き分け勝ち点が1点なのかについて見ていきたいと思います。

結論

元々勝利勝ち点は2で引き分け勝ち点は1だったが、勝ちに対して消極的になるため、攻撃的な試合運びにするために勝利勝ち点を勝ち点3にした。

詳細

元々サッカーの試合では勝利勝ち点は2で引き分け勝ち点は1でした。文字通りこの時代は引き分けると勝ち点を分けあっていました。

1981年に英国サッカー協会が攻撃的な試合運びにするため勝ち点を2から3に変更しました。

リーグ戦は勝ち点の合計の戦いなので、上位のチームは同志の戦いで下手に攻撃的に行って、カウンターで勝ち点を失うよりも、引き分けの方が良いと考えます。そして、中位チームや下位チームで勝ち点を奪っていけば良いという流れになります。

勝ち点3はしばらくは浸透しなかったものの1994年のワールドカップに採用されて一気に世界に広まりました。

ワールドカップなどの4チーム総当たりによる戦いの場合では勝ち点3と2の差は大きく、例えば、1勝1分け1敗のチームと3分けのチームの勝ち点が並ぶことがあり、勝っていないにもかかわらずグループリーグを突破できる可能性があります。

実際に1990年のワールドカップではグループリーグで、3引き分けだったオランダが勝ち星のある他国を差し置いて決勝リーグに進出しています。

この結果を受けてかは定かではないですが、次の大会の1994年のFIFAワールドカップで勝ち点3が正式に採用されました。

この大会以降広く勝ち点3が導入され、1995年にはFIFAが正式に勝ち点3の導入を決定しました。

終わりに

いかがでしたでしょうか?現在のシステムなるまでに勝ち点2があったなんて初めて知ったという方が多いのではないでしょうか?

勝ち点3に関しても一点取ると勝っているチームが守備的になるといった批判がありますが、今のところこのシステムが受け入れられています。

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