本日はサムライブルーの三笘薫選手の市場価値がアップデートされたので見ていきたいと思います。また将来の市場価値・移籍金も予想したいと思います。
2023年3月現在の市場価値
三笘薫選手の市場価値が更新されました。
・これまでの市場価値
850万ユーロ(12億円)
・現在値
2200万ユーロ(30億円)
※市場価値はTransfermarktを参考にしています。
予想を下回る
ネットでは40億円だったり50億円だったりさまざまな意見が出ましたが、スタメンが定着し活躍が始まってからわずか数ヶ月しか経ってないこともあってか慎重な値となっています。
まだシーズン中盤ということもあり、今後も活躍が続けばシーズン終了後の市場価値はグッと高くなるでしょう。
価格の位置付け
プレミアリーグでの価格の位置付けは158番目です。ですが、上昇額や上昇率は上位に位置しています。
上昇額はプレミア全体で9番目の高さと前回の更新から今回の期間まで三笘の活躍がプレミアの中でも一際目立つものであったことがわかります。
さらにその中で三笘の上昇率は159%と3番目の高さとプレミアの中で評価が鰻登りしたことがわかります。
・プレミアリーグ市場価値上昇額上位10名
名前 | ポジション | 年齢 | 現在値 | 上昇額 | 前回値 | 上昇率 |
Enzo Fernández | セントラルミッドフィールダー | 22 | 8500万 | 3000万 | 5500万 | 55% |
Marcus Rashford | 左ウィンガー | 25 | 8000万 | 2500万 | 5500万 | 46% |
Alejandro Garnacho | 左ウィンガー | 18 | 2500万 | 2000万 | 500万 | 400% |
Mykhaylo Mudryk | 左ウィンガー | 22 | 6000万 | 2000万 | 4000万 | 50% |
Martin Ødegaard | 攻撃的ミッドフィールダー | 24 | 8000万 | 2000万 | 6000万 | 33% |
Moisés Caicedo | セントラルミッドフィールダー | 21 | 5500万 | 1700万 | 3800万 | 45% |
Miguel Almirón | 右ウィンガー | 29 | 3500万 | 1500万 | 2000万 | 75% |
Rico Lewis | 右サイドバック | 18 | 1500万 | 1400万 | 100万 | 1400% |
Kaoru Mitoma | 左ウィンガー | 25 | 2200万 | 1350万 | 850万 | 159% |
Noni Madueke | 右ウィンガー | 21 | 2800万 | 1300万 | 1500万 | 87% |
将来の市場価値・移籍金を大胆予想
シーズンが終わった時点の三笘薫選手の評価を大胆予想していきたいと思います。
筆者は市場価値は50億~70億円、移籍金は50億〜100億円になると予想します。
市場価値と移籍金は異なるもので、移籍金は実際に取引をする場合に売り手と買い手の駆け引きによって価格が大きく変わります。
三笘を欲する強豪は多く、ブライトンも三笘を手放したくないことから、ブライトンは市場価値を大きく上回る価格の移籍金を三笘に設定すると考えます。
市場価値の観点
まずはTransfermarktの市場評価を考えるポイントを見ていこうと思います。
筆者の独断の評価ですが、全体的に見ると高い評価になります。
No | 観点 | 評価 | コメント |
1 | 将来性 | ○ | プレミアリーグ1年目と馴れ初めの段階でここまでの活躍は将来性があります。 |
2 | 年齢 | △ | 年齢的には中堅というポジションです。 |
3 | クラブと代表チームでのパフォーマンス | ○ | プレミアでの活躍はもちろんですが、2023年3月のウルグアイ戦、コロンビア戦ではスタメンでの活躍が予想されます。 |
4 | 評判/名声 | ○ | 地元紙だけでなくプレミアリーグでも特集を組まれるほど。 |
5 | 成長のポテンシャル | ○ | 課題改善能力はピカイチでドリブル対策され始めても活躍は続いています。 |
6 | マーケティング価値 | ○ | ブライトンでは三笘のシャツが売り切れるほど。 |
7 | 興味を持つクラブの数と評判 | ○ | マンチェスター・シティやリバプールなどのビッククラブからの報道があります。 |
8 | パフォーマンスのポテンシャル | ○ | ドリブルだけでなくパスやヘディング、オフザボールの動き、守備も群を抜いておりチームへの貢献度が高い。 |
9 | 経験レベル | △ | プレミア一年目と経験値に関してはこれからに期待。 |
10 | 怪我の多さ/少なさ | ○ | 怪我は今の所多くなく、ドリブルを無茶に仕掛けたりしないところも評価ポイント。 |
スタッツ
このままの活躍でシーズンを終えると、最終的なスタッツは12ゴール6アシストになると予想されます。
ゴール | アシスト | |
現在値(25節終了時) | 6 | 3 |
シーズン終了時(38節終了時) | 12 | 6 |
この値はプレミアリーグの中ではトップ層に位置付けられる値になります。
加えてスタメンが定着してからわずか20試合程度での成績になるので次のシーズンを見据えると将来性はかなり高いと言えます。
他の左ウィンガーとの比較
次に同じ左ウィンガーで活躍する選手の市場価値をみていきましょう
ジャック・グリーリッシュ 7000万ユーロ
現在はマンチェスター・シティで活躍するジャック・グリーリッシュ。
現在の三笘とのスタッツの比較は下記の通り。
出場時間(分) | ゴール | アシスト | |
三笘薫 | 1270 | 6 | 4 |
ジャックグリーリッシュ | 1531 | 3 | 4 |
ソン・フンミン 6000万ユーロ
アジアの至宝と呼ばれるトッテナム所属のソン・フンミンです。
現時点の三笘とのスタッツの比較は以下の通りです。
出場時間(分) | ゴール | アシスト | |
三笘薫 | 1270 | 6 | 4 |
ソン・フンミン | 1924 | 6 | 3 |
買い手の状況
買い手(移籍先)について考えてみます。名前が上がっているマンチェスター・シティ、リバプールの状況を見てみましょう。
マンチェスター・シティ
現在アーセナルに首位を譲り2位につけているマンチェスターシティは三笘薫の今夏の獲得を報じられています。
マンチェスター・シティの左ウィングには先ほど記載したジャック・グリーリッシュがいますが、最近の市場価値は下がってきており、次シーズンでアーセナルを抑えるためには更なる補強が必要なところ。
マンチェスター・シティは豊富な資金力で選手を獲得しており、先述したジャック・グリーリッシュをプレミアリーグのアストンヴィラから市場価値6500万ユーロ(91億円)の時に、移籍金1億1750万ユーロ(165億円)で獲得しています。
移籍当時のグリーリッシュのスタッツは下記の通り
シーズン | ゴール | アシスト | |
ジャック・グリーリッシュ | 21/22シーズン | 6 | 10 |
チャンピョンズリーグ制覇やプレミアリーグ制覇に向けて破格の予算で補強をすることは必至です。
リバプール
リバプールは名将クロップが率いる強豪チーム。近年はチャンピョンズリーグに優勝したりと圧倒的な強さのクラブとして有名でした。
ただ、今年はプレミア6位と低迷しておりチャンピョンズリーグも8強進出できず弱体化が顕著です。
このため今夏の補強は絶対で、立て直しが求められます。
現在、左ウィングにはルイス・ディアスがいて、市場価値が4000万ユーロ(56億円)の時に移籍金4700万ユーロ(66億円)でポルトガルのFCポルトから移籍。当時の成績は以下の通りです。
シーズン | ゴール | アシスト | |
ルイス・ディアス | 21/22シーズン(冬に移籍) | 14 | 4 |
当時とは状況も変わり低迷を抜け出すためには金に糸目をつけそうにありません。
売り手の状況
続いては売り手のブライトンです。現在プレミアで7位をつけており、ヨーロッパリーグ、チャンピョンズリーグも狙える圏内にいます。
仮に今期にリーグ圏内に入ったら、勝ち抜くためには三笘の存在はプレミアリーグ以上に必要になってくるでしょ。
三笘はブライトンにとってこれまで喉から手が出るほど必要だった局面を打開するゴールスコアラーです。本人の得点だけでなくチームのゴールも誘発する存在になっています。
下記スタッツを見ると三笘がスタメンで出場し始めてからブライトンの成績は大幅に上昇してることがわかります。
試合数 | 勝利 | ゴール数 | |
三笘がスタメンの試合 | 12試合 | 7勝 | 31ゴール |
三笘がスタメンではない試合 | 12試合 | 4勝 | 14ゴール |
またブライトンでは選手層が薄いため三笘の代わりとなる左ウィンガーがいません。
つまり、リーグ戦を戦うにしてもヨーロッパで戦うにしても三笘の存在は必須なのです。
選手の売却実績
そして何よりブライトンは選手の売却がうまく、安く買った選手を高い移籍金で販売することに長けています。
近年ではビッククラブに下記のような売却成績を誇っています。
選手 | シーズン | 移籍先 | 獲得金 | 移籍金 | 利益 |
レアンドロ・トロサール | 22/23シーズン | アーセナル | 1556万ユーロ | 2400万ユーロ | 844万ユーロ(12億円) |
マルク・ククレジャ | 21/22シーズン | チェルシー | 1800万ユーロ | 6530万ユーロ | 4730万ユーロ(66億円) |
ベン・ホワイト | 20/21シーズン | アーセナル | 550万ユーロ | 5850万ユーロ | 5300万ユーロ(74億円) |
売り手上手なブライトンですから、強豪が欲しているとなると高値をつけることは間違いありません。また自チームから手放したくないことを考えるとさらに高額な移籍金を設定することは容易に想像できます。
まとめると
三笘の市場価値は現状の推移で進めば他の左ウィンガー同様の価格をとり、移籍金に関しては複数の強豪クラブの買い手と売り手の駆け引きによって高騰すると思います
最後に
いかがでしたでしょうか?三笘の今後の活躍によっては日本人最高の市場価値を生み出すことになりそうです。
三笘の活躍はプレーだけでも枚挙に暇がありませんが、市場価値の値でも賑わわせてくれそうです。
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